4GB を超える WIM で FAT32 起動の USB メモリを作る方法

はじめに

UEFI 環境では USB ブートには FAT32 でフォーマットされている必要がありますが、昨今の Windows 10 のイメージは毎月 QU 適用済みの ISO が用意されている関係で、install.wim が 4GB を超えてしまい、FAT32 でフォーマットされた USB にコピーできない状況が発生します。そこで、install.wim が 4GB を超えている場合の USB ブート メモリの作り方を解説します

手順

1. USB メモリで FAT32 パーティション (1GB)と、NTFS パーティション (それ以外の空き領域)の 2 つのパーティションを作成します。

ディスクの管理

2. FAT32 でフォーマットしたパーティション (BOOT) には、boot、efi、support フォルダおよび bootmgr、bootmgr.efi のファイルを ISO からコピー※し、sources フォルダは手動で作成し、この中には ISO から boot.wim のみをコピーします。すると BOOT は次のようになります。

3. NTFS でフォーマットしたパーティション (Setup) には ISO の中身を丸ごとコピーします。本来はすでにコピーした boot.wim や他のフォルダは必要ないのですが、面倒なので丸ごとコピーで OK です。すると Setup は次のようになります。

4. この USB メモリを使ってブートします。

※ ISO はダウンロード後にダブルクリックするだけでマウントされるので、そこからコピーします。

以上、このように比較的簡単に作れます。

1件のコメント

  1. ハイパーありがとうございました。
    とあるツールでいつものようにブータブルUSBメモリを作っていたつもりが、
    インストーラISOファイルのサイズがすくすく育っていてNTFSになり起動できなくなってました
    パーティションを2つ作成し、手動コピーしたところUSBブートできるようになりました

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